2014年3月3日月曜日

ビジネスモデル まとめ1(事例)

ビジネスモデルの事例について、使いやすいようにまとめておこうと思う。ビジネスモデルとして名前づけされている事例はさまざまな観点、レイヤーの論点が羅列されているため、勉強にはなるが、なるほどなー、で終わってしまいがちだ。

それを自分が直面している課題を解決するために抜けもれなく検討できるような分類ができないかなー、と考えていた。経営効率の下記の因数分解を使って分類してみる。




ビジネスモデルのネタとしてはピクト図解とプロフィットゾーン戦略の二冊の本を使う。

ピクト図解/板橋 悟


1. シンプル物販モデル

2. 小売モデル
3. 広告モデル
4. 合計モデル
5. 2次利用モデル
6. ライセンスモデル
7. 消耗品モデル
 →逆に「横取りモデル」も成り立つ(非正規のトナーなど)
8. 継続モデル
9. コレクションモデル
10. マッチングモデル
11. フリーミアムモデル
*上記は本を買わなくても下記で概要がつかめる。
http://business.nikkeibp.co.jp/article/skillup/20120723/234764/?ST=print

ちなみに、著者は優れたビジネスモデルの特徴として下記二つが重要だとしている
1.タイムライン(なんらかの継続の仕組み、売り切らない仕組み)が組み込まれている
2.複数のモデルの組み合わせで成り立っている
http://business.nikkeibp.co.jp/article/skillup/20120817/235688/

プロフィット・ゾーン経営戦略―真の利益中心型ビジネスへの革新/エイドリアン・J.スライウォツキー


この本とピクト図解で重複しているものは、ピクト図解に合わせる。

1. 顧客開発/顧客ソリューション利益モデル
2. 製品ピラミッド利益モデル
3. マルチコンポーネント利益モデル(4. 合計モデル)
4. スイッチボード利益モデル(10.マッチングモデル)
5. 時間利益モデル
6. ブロックバスター利益モデル
7. 利益増殖モデルモデル(5. 2次利用モデル、6. ライセンスモデル)
8. 起業家利益モデル(アメーバ経営など)
9. 専門家利益モデル
10. インストール・ベース利益モデル(7. 消耗品モデル)
11. デファクト・スタンダード利益モデル(プラットフォーム戦略)
12. ブランド利益モデル
13. 専門品利益モデル
14. ローカル・リーダーシップ利益モデル(ドミナント出店)
15. 取引規模利益モデル
16. 価値連鎖ポジション利益モデル
17. 景気循環型利益モデル
18. 販売後利益モデル
19. 新製品利益モデル
20. 相対的市場シェア利益モデル
21. 経験曲線利益モデル
22. 低コスト・ビジネス・デザイン利益モデル

<経営効率の各要素による分類>

下記の経営効率の因数分解を使って、上記2冊のモデルにロングテールを加えたものを分類してみる。




各ビジネスモデルには1. 上記図の一部を劇的に改善することで、経営効率を向上させることができるものと、2. 仕組みそのものを説明しているもの、そして3. 上記図とは違う枠組みで捉えるべきことを改善することができるものがある。



1. 経営効率で説明できるもの

<単価>
単価を上げるには①より高いプレミアムをつける②合計値やアップセリングで高くする、の方法がある。

①より高いプレミアムをつけるための工夫

12. ブランド利益
1. 顧客開発/顧客ソリューション利益モデル
5. 時間利益(先行開発)
6. ブロックバスター利益(ヒット商品)
9.専門家利益
13. 専門品利益(特許)
19. 新製品利益

②合計値で結果としてより多く支払ってもらう工夫
4. 合計モデル(商品構成の最適化)
3. マルチコンポーネント利益モデル(チャネル構成の最適化)
5. 2次利用モデル
6. ライセンスモデル
9. コレクションモデル

<販売量>

販売量を上げるには①顧客により多く参加してもらう(リーチする)②顧客に継続して使ってもらう、ことが必要になる。

①より多く参加してもらうための工夫

7. 消耗品モデル
18. 販売後利益
11. フリーミアムモデル
14. ローカル・リーダーシップ利益モデル(ドミナント出店)
ロングテールモデル

②継続して使ってもらうための工夫

7. 消耗品モデル
8. 継続モデル
9. コレクションモデル
1. 顧客開発/顧客ソリューション利益モデル
14. ローカル・リーダーシップ利益モデル(ドミナント出店)

<固定費・変動費>

15. 取引規模利益モデル
20. 相対的市場シェア利益
14. ローカル・リーダーシップ利益モデル(ドミナント出店)
21. 経験曲線利益
22. 低コスト・ビジネス・デザイン利益

2. 仕組みそのものを説明しているもの

1. シンプル物販モデル
2. 小売モデル
3. 広告モデル
10. マッチングモデル
11. デファクト・スタンダード利益モデル(プラットフォーム戦略)

3. その他の枠組みで説明しているもの-事業構成・戦略

2. 製品ピラミッド利益モデル
16. 価値連鎖ポジション利益モデル
組織論
8. 起業家利益モデル(アメーバ経営など)
※ここには他にもいろいろ入りそうだ。
-その他
17. 景気循環型利益モデル

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